初心者のための弓道着の選び方や知っておきたい知識とは?男女の違い

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弓道着は4つに分かれている】

初心者のための弓道着の選び方の基本

本格的に弓道を始めようと思ったら、まず買い揃えておきたいのが弓道着です。

 

他の武道に比べても、圧倒的に礼儀作法にこだわる弓道の世界では、適切に弓道着を着用していることも大切な要素です。

 

部活や道場の体験入部の段階では、借り物の弓道着を着ていても構いませんが、やはり本格的に始めるとなれば、自分専用の弓道着が必要不可欠になります。

 

ひとくちに弓道着といっても、着用すべきものは4つに分かれています。

 

  • 「上衣」
  • 「袴」
  • 「帯」
  • 「足袋」

のそれぞれ、自分のサイズに合わせて購入しなければなりません。

 

一式まとめて販売されている場合もありますが、細かいサイズや品質の違いを考えると、できればひとつづつ確認しながら買ったほうが良いでしょう。

 

ここでは、初めて弓道着を購入する方向けの「弓道着の選び方の基本」をご紹介したいと思います。

 

弓道着に選び方がサッパリ分からないという初心者の皆さんは、ぜひ参考にしてみてください。

 

上衣の選び方

弓道着において、いわば「上着」の部分にあたるのが上衣です。

 

昔は弓道を行う際に着物を着るのが一般的でしたが、より簡素的で動きやすい服ということで上衣が普及しました。

 

上衣を購入するにあたって注意したいのは、

  • 「男性用」
  • 「女性用」

があるということです。

 

見分け方はシンプルで、

  • 脇の部分が開いているのが男性用
  • 脇の部分が閉じているのが女性用

ということになります。

 

ただしこの違いはあくまで一般的なもので、必ずしも男性用・女性用の違いを遵守しなければならないということはありません。

 

男性が女性用の上衣を着ていることも珍しくはないため、こだわりがあるなら性別を気にせず購入しても構いません。

 

上衣を購入する際には、実際に着用してサイズを確認するようにしましょう。

 

弓道着は通常の服とは作りも規格も違いますので、一見して大きいように見えても肩幅や袖が足りない場合があります。

 

特に袖の長さは、腕を伸ばしたときに肘にかかるか、かからないかくらいの長さのものを選んでください。

 

これ以上袖が長いものを選ぶと、弓を引くときに袖が邪魔になってしまう可能性があります。

 

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袴の選び方

上衣と同じように、袴にも

  • 男性用
  • 女性用

があります。

 

ただし上衣と違って、男性なら男性用、女性なら女性用をしっかり守ったほうがよいでしょう。

 

女性が男性用の袴を着ることが、絶対にいけないということではありませんが、全日本弓道連盟が公開している競技規則の補足にも「女子は腰板のないのが一般的である」と記述されています。

 

実際、弓道の大会などを見ても男性用の袴を履いた女性は、ほとんど見受けられませんし、逆もまた然りです。

 

弓道で用いられるのは「馬乗袴」と呼ばれるもので、男性用の袴には「腰板」と呼ばれる板がついています。

 

女性は「行燈袴」を着用することもありますが、基本的には「馬乗袴」の背板なしのタイプを着るのがよいとされています。

 

サイズに関してですが、

  • 男性の場合は袴を履いたときに「おへそよりやや下」が上端、「くるぶしの真ん中あたり」が下端

になるものを選びましょう。

 

  • 女性の場合は上端が「ウエストの中心部分」、下端が「くるぶしの真ん中あたり」

となり、基準が少しだけ違うので注意してください。

 

 

帯の選び方

弓道着で使う帯は「角帯」と呼ばれるものです。

 

角帯は、本来なら男性向けの礼装用の帯として使われるものですが、弓道においては男女関係なく角帯を使います。

 

色は黒や紺など、着用している袴の色に合わせて選ぶようにしてください。

 

なお、角帯はもともと男性向けの帯なので、購入した時点では女性が着用するのに長すぎることがあります。

 

実際に巻いてみて長かった場合には、自分のサイズに合わせて切ってから使用してください。

 

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足袋の選び方

足袋を選ぶときは、サイズがピッタリ合っているものを選びましょう。

 

つま先に数センチの余裕がある足袋を履くと、入退場に際して転倒のリスクを高めてしまう恐れがあります。

 

足袋選びでもうひとつ重要なのが、

  • 「滑りの良いものを選ぶ」

ということです。

 

すり足を多用する弓道では、あまりに滑り止めの効きすぎる足袋はデメリットにしかなりません。

 

滑りの良い足袋のほうが重心を動かしやすく、自然と背筋が伸びるので、丹田にも力が入りやすいというメリットがあります。

 

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