審査直前に確認しておきたいポイント3つとは?確実に昇段するために

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試合よりも緊張する?弓道の昇段審査

もう時間がない方に!これだけはおさえたい審査直前のポイント3つ

弓道の稽古をするからには受けたい、昇段審査。

 

年に数回しか受審できないため、試合よりも緊張するという方も多いのではないでしょうか。

 

意気揚々と昇段審査の申し込みをして、数週間前から準備をしようと思いつつも、つい気付けば審査日が迫っていて「もうどこから手をつけて良いかわからない」という方もいますよね。

 

もちろんしっかり準備するべきなのですが「もう審査まで時間がない」という方のために、今回は審査直前でも出来ることや直前の確認ポイント3つをご紹介します。

 

審査直前にすること@:射形の振り返り

弓道の審査で一番見られるのが

  • 射形
  • 体配

 

重要だからこそ審査前になんとか整えたいと思ってしまいますが、審査直前に急に射形を直そうとすると、大抵の方は失敗します。

 

そのため「射形をなおしたい」という気持ちはおさえて、いつもの稽古と同じように弓を引く方が良いでしょう。

 

もし射形を直す場合は、

  • 「会は5秒もつ」
  • 「打ち起こし前に息を吐く」

等、

  • 直したいポイントを比較的簡単な1つか2つに絞っておく方が良い

です。

 

あれこれ考え過ぎると目線が泳いでしまい、射が落ち着きのない印象になってしまいます。

 

また、射形はすぐに変えられない分、入場や退場などの所作はしっかり確認しておきましょう。

 

盲点なのは、

  • 射場に入る前数秒と出た後数秒も審査員にチェックされている

ことです。

 

特に退場後は気が抜けて、すぐに弓を起こしがちですが「射場にいる間だけ落ち着いて道具を丁寧に扱っている」と審査員に見られて減点対象となるため、審査員の目の届かないところに行くまで、姿勢は崩さないようにしましょう。

 

 

審査直前にすることA:道具の点検

審査前は射形の確認だけでなく、道具の点検をすることも大事です。

 

弓道は道具に感謝する武道です。

 

そのため、

  • 道具が汚い、ほつれている、壊れている等は審査で減点対象

になります。

 

  • 中仕掛がほつれていないか
  • 握り皮の端がはげていないか
  • 籐が黒くなったり削れたりしていないか
  • 上関板近くの弦がほつれていないか
  • 弦輪を作った余りの弦部分が伸びすぎていないか

等、細かく最終チェックしていきましょう。

 

 

こういった道具の不備は、直前になって気付くことがあるため、

  • 審査会場にボンド等の接着剤を持っていく

と、弦や握り皮の応急処置が出来るのでおすすめですよ。

 

審査直前にすることB:筆記試験対策

段位の審査になると、実技試験だけでなく筆記試験がありますよね。

 

筆記対策は、弓具店等に売っている教本を読むことや、自分の弓道に対する意見を、日頃から頭の中でまとめておくことが対策方法となります。

 

そのため一夜漬けのような対策はなかなか難しいですが、もしどうしても時間がない場合は

  • 「過去の問題を知人から聞いたりNETで調べる」
  • 「漢字の総チェック」

の2つが効果的だと思います。

 

実は昇段審査の筆記試験は、過去の同じ問題が繰り返し出されていることも多いです。

 

そのため、過去の出題を調べて

  • 「自分だったらどう書くか」を考えておくこと

が効率的な対策方法と言えます。

 

また、漢字が正しく書けるかのチェックも大事です。

 

筆記試験では、誤った漢字を書くよりは、平仮名で書く方が良いですが、射法八節や執弓の姿勢など、基本的な用語が漢字で書けないのは恥ずかしいですし、印象も悪いです。

 

そのため審査直前の対策として、使いそうな漢字の総チェックも忘れずにしておきましょう。

 

 

効率よく最終確認して悔いのない審査に

日頃の稽古の成果を、存分にぶつけたい昇段審査。

 

実技・筆記ともに数週間前から準備して挑むのが理想ですが、もし準備が不十分になってしまった場合は、直前だけでもしっかり対策して挑みましょう。

 

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