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気持ちも締まる弓道着
いずれにしろ、弓道着を着ると気持ちが引き締まりますよね。
しかし、特に夏場になると弓道着のお手入れは頻度が増して大変になります。
袴をクリーニングに出している方は、毎回のクリーニング代もバカになりません。
そこで今回は、弓道着の自宅でのお手入れ方法をまとめていきます。
道着のお手入れ方法
まず道着ですが、道着は普通の洗濯物と一緒に洗濯して構いませんので、とにかくまめに洗濯することが大事です。
特に男性に多いのですが、汗をかいたまま道着をしまっておいて、カビが発生してしまうこともあります。
そのため、
- 汗をかいたら稽古したその日または翌日には洗濯する
ことをおすすめします。
また、当然ですが道着は色物とは別にして洗いましょう。
徐々に襟元が洗濯しても汗で黄ばんでくるので、その際は漂白剤で漬け置きしたり、襟や袖の専用洗剤を使ったりすると良く落ちます。
洗濯した後の道着はアイロンは必須です。
スチームだけでも十分キレイに仕上がると思いますが、中には洗濯のりを使って一層パリッとした仕上がりにしている人もいます。
最近ではスプレータイプの洗濯のりもあって便利なので、自分の好みに合わせてアイロンしましょう。
足袋のお手入れ方法
足袋は色々な種類がありますが、基本的に
- 洗濯ネットに入れて自宅洗濯する
ことが出来ます。
足袋もこまめに洗濯して、雨の日などで濡れたり安土の土で汚れたりといったアクシデントもふまえて3〜4足は持っていたいですね。
足袋も裏の黒ずみが目立ってきたら、一般の漂白剤で汚れがキレイに落ちます。
袴のお手入れ方法
弓道着で一番お手入れが大変なのが、袴。
道着と異なり、自宅で洗濯出来るのか不安に感じる方もいるかと思います。
しかし
- ポリエステル製の袴なら自宅で洗濯することも可能
です。
綿100％の袴は自宅で洗濯出来ないこともないのですが、たとえアイロンをかけたとしてもシワを伸ばすのが難しく、自宅洗濯を2回、3回・・・と繰り返すうちに本来の袴のひだがどうなっていたのかもわからないほど、ひだがぐちゃぐちゃになっていきます。
合気道など他の武道では袴のひだのキレイさを重視しないので、自宅洗濯でシワシワのまま着ている人も多いですが、道具に感謝する武道である弓道は、道着のひだのキレイさが重要なので、
- 綿100％の袴はクリーニングに出す
ことをおすすめします。
ポリエステル製の袴を自宅洗濯する場合は、きちんと畳んだ状態でネットに入れ（紐部分は解いて大丈夫）、手洗いモードなどの弱いコースにすると、腰板も折れにくく安心です。
洗濯後はハンガーではなく、
- ピンチハンガーで腰の部分を10箇所前後留めて干す
と、ひだが崩れにくくおすすめです。
また袴を干す際に最も大事なのは、
- 陰干しする
ということ。
直射日光に当たると色褪せの原因になるため、陰干しは徹底しましょう。
アイロンはポリエステル用の温度に設定して、慣れないうちは当て布もすると安心です。
女子袴は比較的簡単にアイロン出来ますが、馬乗袴は片足ずつ丁寧にひだを確認してアイロンをかけていきます。
最近ではひだをキープするためのステッチが裏にされている袴もあるので、自宅アイロンをかけたいと思っている方は、そういったステッチ入りの袴を購入すると良いと思います。
きれいな弓道着で気持ちもすっきり
弓道は武道のなかでも、最も身なりを大切にする武道の1つだと思います。
昇段審査でも袴がシワシワだったり、道具の手入れが出来ていなかったりすると減点されますよね。
道具に感謝したり、身の回りのことへ気を配ったりしていることも、重要な弓道の実力のうちです。
そういった気配りの精神も弓道を通して学びます。
きれいな弓道着を着ると気が引き締まり背筋も伸びて、打起こしのときなどいつもより身体が伸びる気さえします。
きれいな弓道着をキープすることが、弓道上達のために大事なポイントと言えそうですね。
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